まずナナリーも大概だ、というご意見。そりゃあ、傷つけているとおもいます。
むしろ、傷つけるために言っていなければおかしいです、あのシーン。
じゃあ、なんでルルーシュ側に平手打ちかと申しますと
「ルルーシュが望んでいた幸せがまずナナリーの幸せだったから」です。
ナナリーは悪くないなんて、言いません。罪人という意味で言えばナナリーもなので。
ナナリーがかわいそうだ、といったのは「私はお兄様がいればよかったのに」そのお兄様を誤解してさらには失わせてしまったことに対してです。
そしてその誤解は誰あろうルルーシュ自身が誘導した結果であり、自身が罪をすべてかぶって消えることを選んだのもルルーシュだから。
自身の幸せの象徴であったはずのナナリーを一番哀しませて、あなたの幸せの在り処はどこなんだ?ってことなんです。
かわいそう=悪くないではないのでそこは誤解しないでいただきたいです。
次にしーつーさん。えっとこれは確かにしーつーさんの望みをどうとらえるかで解釈が違うと思うんですが
私は、あくまでも私は、彼女の望みは安寧とかそう言うのじゃないと思ってます。
誰かから本当に愛されること、孤独から救われることだと思ったので、ルルがそれをかなえる気なら死んじゃだめだろうと思ったつっこみだったのですが、ちょっと書き方がわるかったですね、すみませんでした。
さいごにカレン。カレンはごめんなさい、自分でもかなり贔屓目が入ってるのはわかってるんです。
19話~24話のカレンはいままでのカレンとは別人かもしれないくらいの気持ちでみてたときもありました。
単に視点が変わっただけだったんですが(苦笑)。学園に関してはカレンの鈍さも、ですがルルーシュ自身が気付かせないようにしてたんだと思うので『いや、カレン、それでも気付こうよ』ってツッコミを楽しむところだと思ってます。
ルルーシュ自身の幸せ、は前述したとおりです。ナナリーの幸せのために生まれてきたんじゃない、それはもちろん、そうですが、ルルーシュ自身が俺の幸せはナナリーが幸せになることにある、と最初は思っていた以上、これはルルーシュの心次第だったのではないでしょうか?
投げ出すことはできたとおもいます。でもそれをルルーシュ自身の心が、プライドが、優しさが許さなかった結果があのエンディングだと私は思っています。
……フォローになってない気がしますが、変えることのできない感想でもあります。
しかし、たかが私一個人の意見ですので、ああ、こういう風にみるひともいるんだなぁ位に思っていただくのが
一番よいかと。
作品と言うものは作り手側の意図ではなく見た側のものだと思うのです。
作り手側としては意図どおり見てもらえれば嬉しいと思いますが、見た側がどういう感想持つかまで責任を
負いはしません。
ですから、星の数あるうちの単なる一つの視点だとご理解頂ければ幸いです。
最後になりましたが、率直なご意見、ありがとうございました。
言葉の端々が常日頃からわりときつめなので十分気を付けたいとおもいます。
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